USBメモリ フォーマット完全ガイド:データ消去からファイルシステム変更まで徹底解説!
USBメモリは、手軽にデータを保存・持ち運びできる便利なツールですが、フォーマットが必要な場面も出てきます。
などなど…
しかし、「フォーマットってどうやるの?」「フォーマット中にエラーが出てしまった…」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、WindowsとMacでのフォーマット手順はもちろん、フォーマットできない時の対処法や注意点まで、USBメモリのフォーマットに関する情報を徹底的に解説します。
この記事を読めば、USBメモリを安全かつ効率的に活用できるようになるはずです!
1章 フォーマットの基本
フォーマットとは?
フォーマットとは、ストレージデバイス(USBメモリ、ハードディスクなど)を初期化し、データを書き込むための準備をすることです。フォーマットを行うと、デバイス上のデータはすべて消去されます。
フォーマットが必要な場面
フォーマットが必要になる主な場面は以下の通りです。
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新しいUSBメモリを使うとき
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データを完全に消去したいとき
- 個人情報や機密情報が入ったUSBメモリを処分する際は、フォーマットでデータを完全に消去しましょう。
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ウイルス感染の疑いがあるとき
- USBメモリがウイルスに感染した疑いがある場合は、フォーマットでウイルスを駆除できます。
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USBメモリが認識されないとき
- USBメモリがパソコンに認識されない場合は、フォーマットで認識されるようになる可能性があります。
フォーマットの種類
フォーマットには、主に以下の2種類があります。
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クイックフォーマット
- ファイルシステムの初期化のみを行い、データの消去は行いません。
- フォーマット時間が短く済みますが、データ復旧ソフトを使えばデータを復元できる可能性があります。
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フルフォーマット
- ファイルシステムの初期化に加え、すべてのデータを消去します。
- フォーマット時間がかかりますが、データ復旧は困難になります。
2章 Windowsでのフォーマット方法
Windowsでは、以下の3つの方法でUSBメモリをフォーマットできます。
エクスプローラーからのフォーマット
最も簡単なフォーマット方法です。
- USBメモリをパソコンに接続します。
- エクスプローラーを開き、USBメモリを右クリックします。
- 「フォーマット」を選択します。
- ファイルシステム、アロケーションユニットサイズ、ボリュームラベルを設定し、「開始」をクリックします。
- フォーマットが完了したら、「OK」をクリックします。
ディスクの管理からのフォーマット
より詳細な設定でフォーマットしたい場合はこちらの方法がおすすめです。
- 「Windowsキー + X」を押し、「ディスクの管理」を選択します。
- USBメモリを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
- ファイルシステム、アロケーションユニットサイズ、ボリュームラベルを設定し、「OK」をクリックします。
- フォーマットが完了したら、「OK」をクリックします。
コマンドプロンプトからのフォーマット
コマンド操作に慣れている方はこちらの方法も便利です。
- 「Windowsキー + R」を押し、「cmd」と入力してEnterキーを押します。
- コマンドプロンプトが開いたら、「diskpart」と入力してEnterキーを押します。
- 「list disk」と入力してEnterキーを押します。
- USBメモリに対応するディスク番号を確認します。
- 「select disk [ディスク番号]」と入力してEnterキーを押します。
- 「clean」と入力してEnterキーを押します。
- 「create partition primary」と入力してEnterキーを押します。
- 「format fs=[ファイルシステム] quick」と入力してEnterキーを押します。(例:format fs=fat32 quick)
- フォーマットが完了したら、「exit」と入力してEnterキーを押します。
3章 Macでのフォーマット方法
Macでは、以下の2つの方法でUSBメモリをフォーマットできます。
ディスクユーティリティからのフォーマット
Macで最も一般的なフォーマット方法です。
- USBメモリをMacに接続します。
- 「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「ディスクユーティリティ」を開きます。
- 左側のサイドバーからUSBメモリを選択します。
- 「消去」タブをクリックします。
- 名前、フォーマット、方式を設定し、「消去」をクリックします。
- フォーマットが完了したら、「完了」をクリックします。
ターミナルからのフォーマット
コマンド操作に慣れている方はこちらの方法も便利です。
- USBメモリをMacに接続します。
- 「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「ターミナル」を開きます。
- 「diskutil list」と入力してEnterキーを押します。
- USBメモリに対応するディスク識別子を確認します。
- 「diskutil eraseDisk [ファイルシステム] [ボリューム名] [ディスク識別子]」と入力してEnterキーを押します。(例:diskutil eraseDisk FAT32 MyUSB /dev/disk2)
- フォーマットが完了したら、ターミナルを閉じます。
4章 フォーマットできない時の対処法
USBメモリがフォーマットできない場合は、以下の対処法を試してみましょう。
書き込み禁止の解除
USBメモリに書き込み禁止スイッチがある場合は、オフになっているか確認しましょう。
エラーチェックと修復
USBメモリにエラーがある場合は、エラーチェックと修復を試してみましょう。
デバイスドライバーの更新
USBデバイスのドライバーが古い場合は、最新バージョンに更新してみましょう。
- 「Windowsキー + X」を押し、「デバイスマネージャー」を選択します。
- 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開します。
- USBメモリを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
- 画面の指示に従って、ドライバーを更新します。
他デバイスでのフォーマット
パソコンでフォーマットできない場合は、別のデバイスでフォーマットを試してみましょう。
- 別のパソコン
- スマートフォン
- カメラ
フォーマットツールの利用
上記の方法で解決しない場合は、フォーマットツールを利用してみましょう。
5章 フォーマット時の注意点
データのバックアップ
フォーマットを行うと、USBメモリ上のデータはすべて消去されます。
- 必要なデータは必ずバックアップ
- フォーマット前に、必要なデータは必ず別の場所にバックアップしておきましょう。
ファイルシステムの選択
フォーマット時に適切なファイルシステムを選択しましょう。
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- 多くのデバイスで互換性がありますが、ファイルサイズが4GBを超えるファイルを保存できません。
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- ファイルサイズが4GBを超えるファイルを保存できますが、一部の古いデバイスでは互換性がありません。
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- Windowsでのみ使用できますが、セキュリティ機能が充実しています。
フォーマット中の電源遮断
フォーマット中に電源を遮断すると、USBメモリが破損する可能性があります。
- フォーマット中は電源を切らない
- フォーマットが完了するまで、パソコンやUSBメモリの電源を切らないようにしましょう。
6章 フォーマットに関するFAQ
よくある質問と回答
Q. フォーマットしたらデータは復元できますか?
A. クイックフォーマットの場合は、データ復旧ソフトを使えば復元できる可能性があります。ただし、フルフォーマットの場合は復元は困難です。
Q. フォーマット中にエラーが出たらどうすればいいですか?
A. エラーメッセージの内容を確認し、適切な対処法を試してみましょう。書き込み禁止の解除、エラーチェックと修復、デバイスドライバーの更新などが有効な場合があります。それでも解決しない場合は、フォーマットツールを試すか、専門業者に相談しましょう。
Q. フォーマットの時間はどれくらいかかりますか?
A. USBメモリの容量やフォーマットの種類によって異なりますが、数秒から数分程度かかります。フルフォーマットの場合は、クイックフォーマットよりも時間がかかります。
Q. USBメモリをフォーマットすると、パソコンの速度は速くなりますか?
A. USBメモリをフォーマットしても、パソコンの速度は直接的には速くなりません。ただし、USBメモリに不要なデータがたくさんある場合は、フォーマットすることでデータの読み書き速度が向上する可能性があります。
7章 まとめ:USBメモリを安全に活用しよう
この記事では、USBメモリのフォーマット方法、フォーマットできない時の対処法、注意点などを詳しく解説しました。
フォーマットは、USBメモリを安全かつ効率的に活用するために必要な作業です。
など、様々な場面でフォーマットが必要になります。
フォーマットを行う際は、以下の点に注意しましょう。
- 必要なデータは必ずバックアップする
- 適切なファイルシステムを選択する
- フォーマット中は電源を遮断しない
この記事で紹介した情報を参考に、USBメモリを安全に活用してください。
もし、フォーマット中にエラーが発生したり、解決できない問題が発生した場合は、専門業者に相談することも検討しましょう。
USBメモリを正しくフォーマットし、快適なデジタルライフを送りましょう!